Google Pixel Buds はほんやくコンニャクになりえるか?

10月4日(現地時間)に開催された恒例の Google 秋のイベント「Made by Google」で発表された新しい Android 端末「Pixel 2」。その発表に伴って紹介されたのが、Apple の AirPod 対抗とされる Google Pixel Buds です。この Pixel Buds の発表が今回のイベントの中で一番驚いた製品でした。というのも、デザイン的には AirPods と比べるとお世辞にも優れているとは言えないのですが、秀逸なのはその翻訳機能です。いろいろと説明を述べるより、先ずは実際に見てもらった方が良いでしょう。

上のビデオは Google 公式 YOUTUBE に載っているイベントでの紹介動画です。動画では、英語とスウェーデン語のやり取りをリアルタイム翻訳として実現する様子を見ることができます。私はこれを始めて見た時に「ほんやくコンニャク」ができてしまった!と思いました(笑)。

現時点でわかっている対応言語リストは以下の28か国語。Google は今後言語を追加して最終的に40か国語に対応するものと思われます。

アフリカーンス語, アラビア語, アルメニア語, ベンガル語, カタロニア語, 中国語, クロアチア語, チェコ語, デンマーク語, オランダ語, 英語, フィンランド語, フランス語, ドイツ語, ギリシャ語, ヒンディー語, ハンガリー語, アイスランド語, インドネシア語, イタリア語, 日本語, クメール語, 韓国語, ラトビア語, ネパール語, ノルウェー語, ポーランド語, スウェーデン語

イベント発表でのリアルタイム翻訳ぶりは本当にすごい!と思いましたが、では実際の利用イメージはどんな感じなのでしょうか?これも CNET の動画に日本語と英語でのやり取りがありましたので、ご紹介します。

うーん、イベントのイメージと比較するとリアルタイム翻訳というよりは、同時通訳を介しているような感覚がありますね。通訳を通すとやはりタイムラグが生まれてしまうのは仕方ないと思いますが、「ほんやくコンニャク」をイメージすると、やはり違和感があります。日本語の回答レベルも若干変な感じですし(笑)。

Google Pixel Buds と同じリアルタイム翻訳を売りにしているイアフォンは他にもあります。スタートアップ「Timekettle」がクラウドファンディング「Kickstarter」で事前予約を開始した「WT2 Translator」というデバイスです。こちらも動画の最後に中国語と英語でのやり取りを紹介していますが、やはり通訳を通してコミュニケーションを取っている感は否めません。

ただ、現状 Google Pixel Buds が Pixel または Pixel 2 が無いと使えず、Pixel シリーズの日本リリースがいつになるか見えていない点を考えると、WT2 は技適問題さえクリアになればすぐにでも日本で使えそうな気がします。劣っている点としては翻訳言語の少なさ。英語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語の6か国語のみで、今後増えていくようになるとのこと。

これらの翻訳デバイスが評価されるには、言語の翻訳精度と翻訳スピードにかかってくると思います。今後、AI技術の進化で Google 翻訳の精度が高まるのは必至ですが、翻訳スピードは大きな課題となりそうです。
そんな大きな課題はあるものの、真の「ほんやくコンニャク」が生まれるのはそう遠い未来ではない気がしますね。今後の展開に益々期待してしまいます。

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Google Pixel Buds – Google 公式
TimekettleのWT2は1対のイヤホンを使って、簡単な内容の会話をリアルタイムに翻訳してくれる – TechCrunch Japan
WT2 Real-time Earphone Translator – Kickstarter

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Kentaro Yamada
取締役 販売促進部 部長| こんな仕事をしてみたい、こんな経験をしてみたいと心の底から念じることで現実になることが多いです。上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」と全く一緒で、強く念じるということは自然に自分の行動へつながるんだと思います。 お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。