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Surface Book レビュー記事から読み解く魅力と課題。

少し前になりますが、10月26日の GIZMODO Japan の記事で「Surface Bookレビュー:感動でMacからWindowsに戻りかねない勢い」との見出しがありました。

先日このブログでも先月6日に行われた Windows 10 関連の新製品発表イベント を取り上げましたが、Surface Book、やはり気になりますよね。巷では最高スペックのものが40万を超えるとか言われていますが、円安の影響で魅力ある海外のデバイスは高騰が続いています。iPhone 6S においても10万超え。もはやラップトップが変えてしまうレベルですよね。ただ、高価なものであっても最先端のデバイスは手に入れたいもの。でも価格が高いから清水の舞台から飛び下りるくらいの気持ちがないとなかなか買えない。品定めは慎重にいきたいところです。

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そんな不安を解消してくれるのが、何といってもレビュー記事。本記事では海外でいち早く Surface Book を手に入れた米 Gizmodo の Mario Aguilar 記者の翻訳投稿となっています。先ず根本的なところで Surface Book とは何ぞ?という方向けに簡単に Surface Book を紹介しますが、Surface Pro シリーズや最近発表のあった iPad Pro といった製品はタブレットを主軸にして、キーボードやスタイラスペンをアタッチした、いわばタブレットベースのデバイス。タブレットのイメージが直感的に強いです。ですが、この Surface Book は、Macbook を意識した、いわばクラムシェル型のラップトップ。一見すると普通のノートPCに見えます。ですがこのデバイスの素晴らしいところは、ラップトップと思わせておいて、ディスプレイ部分が取り外せる全く新しい 2-in-1 なのです。

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©GIZMODO Japan

しかもキーボード側にもバッテリーが内蔵されているので、ディスプレイ側のタブレットに加え、キーボード側のバッテリーで駆動時間も確保されるというスグレモノです。他の GIZMODO の記事ではディスプレイ単体で6時間、キーボードに接続すると12時間と、通常のラップトップとして考えたら、それだけでも買いな気になってきます。バッテリーポートもディスプレイ、キーボード別々に付いているので、ディスプレイだけでタブレットとして持ち出すのもアリだねと書いてありました。サイズが違うので先ず無理ですが、Surface Pro のキーボードとか付いたりすると Surface Pro としても使えそう、なんて本末転倒な想像さえしてしまいます(笑)。

また、高額モデルだと GPU(Graphics Processing Unit)がキーボードに積んでおり、高度なグラフィック処理が行えるそうです。私は個人的にはこれが不満要素なんですが、GPUがキーボードに内蔵されている以上、グラフィック処理を快適に行うにはキーボードとセットで使わなければならず、折角タブレットとセパレートできるのにもったいない気がしています。一応、ディスプレイを裏返してキーボードにセットして、パタンと閉じるとタブレットとして使いやすい形(クリップボードポジションと呼ばれるらしい)にはできるようなのですが、やはりペンを使って持って作業するなら軽いほうがいいですよね。また、本記事では初期モデルにはトラックパッドの不具合が見受けられたようです。不具合を修正するファームウェアが近々出るようなので、いち早くアメリカで入手したい!という方は注意が必要かもしれません。

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©GIZMODO Japan

それから、GPUやトラックパッドの不具合以上に私が気になった問題は、ディスプレイとキーボードのウェイトバランスです。これ Mario Aguilar さん良く取り上げてくれたなーという感じなのですが、通常のラップトップはキーボード側にマザーボードなどコア部分が組み込まれているため、キーボードが重くてディスプレイが軽いのですが、Surface Book においては当然ディスプレイ部分にコアが埋め込まれているため、ディスプレイの方がキーボードより重いらしいのです。つまり、安定した姿勢だとあまり気にならないようなのですが、不安定な姿勢で従来のラップトップと同じように使おうとすると安定感が悪くなるみたいです。まさしくこれは今後同様のラップトップベースの 2-in-1 が出てくることを考えると重要な課題のひとつになりえるだろうなぁと思いました。

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©GIZMODO Japan

とは言え、春に発表された Hololens、秋にはこの Surface Book と、最近の Microsoft のイノベーターぶりには眼を見張るものがあります。デバイスというハードウェアの世界においては、Apple や Google も追従せざるを得ないのではないでしょうか。ちなみに、私はこれが Windows でなく MacOS だったら即買いしたいところでした(笑)。Handoff 連携で、ラップトップとしては MacOS、取り外すと iOS なんてものができたら最高なんですけどね。

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Kentaro Yamada
取締役 営業本部 部長| こんな仕事をしてみたい、こんな経験をしてみたいと心の底から念じることで現実になることが多いです。好きな言葉は上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」と武田信玄の「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」 お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。

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